Who's Next?

updated on May 5th, 2001

第8回 小川隆裕さん(44期)

みなさん、こんにちは。44期の小川隆裕です。 て、言うか、「お前誰やねん」って思われてる方、きっと多いと思います。 無理もないです。卒業してからは、音楽部のイベントにはあまり顔を出してないし、 同期以外のOBさんとはほとんど交流もないですし。 こんな私が、OB通信なんて書かせて頂いてもいいのかなぁ、と、思ってみたりもしたのですが、 みなさん、これを期に、私の名前覚えておいて下さいね。 そのうち、ひょっこりとみなさんの前に現れるかもしれないので。

さてさて、とりあえず、近況報告でもします。 今は愛知県に住んでいて、クルマの開発の仕事をしています。 免許の無い頃からクルマ好きだったぼくを知っている人たちは「あ〜やっぱり」って、思ってることでしょう。 愛知県でクルマといえば、あの会社を思い出されると思いますが、 その会社の系列(分かりやすく言えば子会社)で働いております。

「クルマの開発」なんて書くと聞こえは良いのですが、私のやってる仕事は非常に地味〜な仕事でして、 人に説明してもなかなか理解してもらえないんです。 機密上、ここではあまり詳しいことは書けませんが、簡単に言うと、 最終的な製品としての形状をコンピュータを使って創る仕事なんですが、分かって頂けました? CADって言う機械を使って仕事をしているのですが、 そう言えば、OB通信を書いた方の中にCADオペレータをしてる人がいたなぁ・・・。

クルマ創りって、最初は人の手による、手作りから始まるんです。 デザイナーが紙の上に描いた2次元のクルマを、次に粘土を使って3次元の立体にし、 それに設計条件や法律で定められた条件などが加わり、徐々に現実味を帯びた形になっていき、 発売に至るのです。 クルマが誕生するまでのプロセスの中にいることができ、 クルマ好きにとってはこの上もない職場なんですが・・・(←不満でもありそう)。 でも、知らない土地に行って、見ず知らずの人が楽しそうに私達が創ったクルマに乗ってるのを見ると、 やっぱうれしくなりますね。

最近、私が関わったクルマは、現行型のエスティマ、オーパ、新型イプサムなどなど。 関わったと言っても、私が創ったところなんて、ほんの一部なんですけどね。 あ、それと、クルマを買われるときに私に頼まれても、うちのクルマは安くなりませんので、あしからず。

プライベートでも、今は合唱とは全く縁の無い生活を送っています。 やはり、プライベートでもクルマと関わってないと落ち着かないらしく、趣味でモータースポーツをやってます。 モータースポーツと聞くと、F-1に代表されるようなサーキットレースを思い出されると思いますが、 私がやっているのは「ラリー」というカテゴリーで、 サーキットではなく閉鎖された一般公道を使って行われる競技です(ちゃんと警察の許可も取ってますよ)。 ラリーは大学に入学してすぐに始めたので、今年で10年目になります。 もう、「ベテラン」と呼ばれてもおかしくないのですが、 なぜか、モータースポーツの世界というのは平均年齢が高く、40代、50代になってもやってる人が結構多いんです。 ですから私なんて、まだまだ若い方なんですよ。 そんな生活をしているおかげで、普段遊ぶときもおじさん連中と出かけるときが多く、 こんな事してるから、いまだに結婚できないのかなぁなんて思ったりもしちゃいます(ToT)。

兵庫県は「ラリー銀座」と呼ばれているくらい、但馬地区を中心に盛んにラリーが開催されています。 ですから、高校卒業後も、ラリーをしに但馬にはよく帰ってきてるんです。 特に生野町、大屋町、但東町はラリーの開催場所として有名です。 でも、但馬の人でも近くでラリーが開催されてることなんて知らない人がとても多いと思います。 今年は7月28日に生野町で開催されるので、よかったら足を運んでみてください。 SSと呼ばれる競技区間には入れてもらえないと思いますが、スタート会場には無料で入れます。 止まってるクルマを見るだけなんですが。

ラリーを一度でもテレビなどで見たことがある人は分かると思いますが、 ラリーで走っているクルマには、運転手のほかに助手席にも人が乗っていて、 その人のことを「ナビゲーター」と言います(そのままですが)。 私は最初はドライバーとしてラリーを始めたのですが、 度重なるクラッシュで出場するクルマを失い、仕方なく2年目にナビゲーターに転向しました。 すると、ナビの方が自分に合ってたらしく、多くのイベントで上位入賞をすることができ、 99年シーズンは、近畿ラリー選手権ナビゲーター部門でシリーズ2位を獲得することが出来ました。 このシーズンは最も成績のよかったシーズンでして、 雑誌にも結構大きく載ったこともあるんですよ(ちょっと自慢話です)。 でも、その頃から、「ナビとしてはやれるだけのことはやったかな」と思い始めるようになり、

昨シーズンでナビは一時休止することにし、 今年、2001年シーズンからは再び「ラリードライバー」として活動して行くことにしました。 このOB通信を書いている時点では、既に1戦消化しているのですが、 結果はと言うと、残念ながらリタイア。 ゴールまであと少しだったんですけどねぇ・・・。 自分のドライビングミスで、コースアウトして足回りを壊してしまいました。 やっぱり、クラッシュ癖が抜けてなかったのかなぁ。 ドライバー復帰第1戦が散々な結果だったので、気持ち的に少々凹んでいます。 とりあえず、当面の目標を「完走」に定めてがんばってやっていこうと思ってます。 参戦レポートを、私のホームページにアップしてますので、 興味のある方は覗いてみてください。 このホームページにもリンクして頂いてます。 内輪ウケを狙ったホームページなので、少々怪しい雰囲気がしますが、気にしないで下さい。

最初から、最後まで、クルマの話ばかりでしたね。 見ていただいたとおり、仕事でクルマを創り、趣味でクルマを走らせているというような、 どっぷりとクルマに浸かった生活を送っていて、青春(?)を謳歌しています。 それでよく飽きないよねぇって、よく言われるんです(自分でもちょっと感心)。 クルマ以外にも趣味を持ちたいなとは思うのですが、 しばらくはラリー活動に専念しようと考えています(仕事よりも(^^;))。

ではでは、しょうもない話に最後まで付き合って頂き、ありがとうございました。 みなさん、またどこかでお会いしましょう!

44期 小川隆裕さんへのメールはこちらへ!

原稿を約束通りによこしてくれる執筆者はえらい。 そういう訳で、今回は連休中に更新することができました。 次の執筆者は実はまだ決まっていませんが、 きっと引き受けてもらえるものでしょう。 次は、あなたに依頼が行くかも知れませんが、ご協力をお願いしますね。

戻る


Kamimura Masatsugu in Akashi city, Hyogo, (C)Kamimura 1999-2001
E-mail: kam@mxr.mesh.ne.jp
NIFTY: GDH01673@nifty.ne.jp