単身赴任日記(1997年)

今日から独身貴族 引越し 電気製品到着 初の出社 合唱部に入部 出張で自宅に帰る 忘年会 年末年始

今日から独身貴族(1997年11月5日)

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赴任休暇は4日間まで取得できる。水曜日から3日間、休暇取得して引越しをすることにした。 住まいは新豊田駅の近く。すぐ近くにはSATYとSOGOがあって、買い物には不自由しない。 週末は明石に帰ることが多いから、自動車がないと生活できない豊田市内でも、 足なしで生活はできそうだ。 夕方に現地に到着したので、マンションへの入居は明日の朝になる。 今日は市駅近くのホテルに泊まる。

引越し(1997年11月6日)

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朝9時に不動産屋さんに行って、マンションの鍵を受け取りに行く。 荷物は10時に着く予定なので、とりあえずマンションまで足を運んだ。 電話も今日から開通するように手続きをしているので、 荷物が来るまでの間に点検をしてみることにした。 書類にしたがって電話をかけようとするが、どうもかかる気配がない。 公衆電話まで行って電話屋さんに連絡する。 せっかく電話があるのに、わざわざ出て行かないといけないなんて、あほみたい。 とっても悲しかった。

予定より少し遅れて荷物が到着する。荷物が運び込まれてしばらくするとお昼になった。 近くの中華料理店に食べに行った。 中華はなかなかハズレがないのだが、そこはハズレだった(^_^;;)。 あとで知り合いに聞いてみると意見の一致を見たので(^_^)、 やっぱり、ハズレだったのね。

午後に荷物を開いて、3時間くらいで掃除まで完了してしまった。 荷物があっても部屋は十分に広い。楽しい生活ができそうである(^_^)。

その日の夕食から自炊する。 電気コンロが一口なのでちょっとコツがいるが、まずまずの味に仕上がる。 いつまで自炊が続くか、また報告しよう(^_^)。 疲れたので早めに寝た。

電気製品到着(1997年11月7日)

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明石で購入したテレビ、ビデオ、洗濯機が届いた。 マイカル明石がオープンしたおかげで、あちらこちらでバーゲンがあり、 安く購入できたのはうれしかった。 28インチワイドのBS付きテレビとVHSビデオで合わせて10万円。洗濯機が29800円だったか。 家財道具がそろい、ようやく普通の生活ができるようななったかな。

初の出社(1997年11月10日)

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自動車がないと生活ができない豊田市内で、電車通勤をする。どのくらい不便なのだろうか。 通勤には、愛知環状鉄道を使う。 国鉄の民営化に伴って第3セクターで発足した鉄道会社で、 この1月で10周年になるらしい。 新豊田から三河豊田まで約5分。新聞をゆっくり読む時間もない。 マンションから新豊田駅まで5分、三河豊田駅から職場まで20分を歩き、 通勤時間は30分といったところか。 明石での生活に比べたら、半分の通勤なので、こちらの方が楽だな。

出張で何度かお会いした人もいて、それほどの緊張感はない。 前任者に職場周辺を案内してもらうが、広い職場で良く分からないといった感じ。 そのうち分かるだろうと、根がお気楽な私は思うのであった。

初日は特に何をするでもなく終了。早く帰れるうちは定時で帰ることにする。 家に帰ると18:30。こんなに早く帰ったのはいつ以来だろうと思ってしまう。 たまには転勤もいいかな。 たいして緊張はしていないつもりだったが、帰り着いたらほっとした。 やっぱり緊張していたようだ。

合唱部に入部(1997年11月11日)

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ハーモニーメーリングリストでトヨタ自動車合唱部の人が発言していたので、 見学に行っていいかメールを送ってみると、実は仕事を一緒にするらしいとわかる。 世の中狭いものだ。もっとも、出張の際に会ったこともあるという。

そういう訳で、仕事の後に練習にお邪魔した。コンクール全国大会前ということで、 課題曲の練習であった。 数年前の50人くらいの団体を想像してけれども、かなり人数は減っているらしい。 バブルがはじけて新入社員の減少が効いているという。 特に女声の人数はかなり少ない。 男声はパワフルなだけにバランスがちと心配。

曲をまとめていくこんな時期にお邪魔した訳だが、歓迎してもらって、 こちらにいる間、一緒に歌って行くことに決めた。 「全国大会に一緒に行きませんか?」などと無謀かつ魅力的な申し出に、 一瞬心が揺らぐが、さすがに歌えないということで、練習で歌わせてもらうだけにした(^_^)。

出向生活が充実しそうな予感がした。

出張で自宅に帰る(1997年11月13日)

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だいたい一〜二週間に1回くらい神戸の本社に出社する積もりでいた。 単身赴任してから二週間が経ち、出向先の様子を伝えるために本社に出張することになった。 どうせならと前日に自宅に帰る。 まだかろうじて子供の起きている時間に帰り着くと、 二人の娘はぴたっとすりよって来た。 よく冗談で言われるように忘れ去られる訳ではないのね(^_^)。 子供は子供なりに寂しさに耐えているのかもしれないな。 なるべく毎週帰ってこよう。

忘年会(1997年12月5日)

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こちらに来ての初めての宴会だ。こちらでは自動車通勤が普通という事情からか、 気合いが入っているだけなのかわからないが(^_^);;、泊りの宴会ということだ。 会社関係で泊りの宴会というのが初めてなので、どの位乱れるのかが興味のあるところ(^_^)。

この1年の新入りは何か芸をするしきたりとなっているらしい。今回の新入り人数は13名だったか。 3つのチームに別れてそれぞれが出し物を準備している。 新入りといっても、異動でやってきた管理職も含むわけで、新入社員だけでないところが面白い。 我がチームは「エキセントリック少年ボーイのテーマ」を振りつきで歌う、というか、 それらしい格好をしてメンバーが踊り、 リーダーの鈴木君(今年の新入社員だそうだ)が歌う手はずとなっている。 歌詞は職場の事情に合わせて替え歌にするのはお約束だ。

私は「鳥バード」の役で、手製のくちばし(徳が作った)と、あとは家にあった怪獣手袋、 猫スリッパ、良く分からない髪飾りをつけ、テーブルクロスをかぶって翼にみたてた、 そういう扮装をした。 思いっきり変装(^_^);;してたので、見ているほうは誰かよくわからなかった様子。 まあ良し(^_^)(^_^)(^_^)。 それなりにうけて、無事終了。

宴会の後は「宴会部屋」で酒飲み大会。 まだほとんど名前を覚えていない人たちといっしょに酒を飲みながら語り合った。 学生時代の合宿を思わせるのりだった。 あまり乱れなかったのはたまたまなんだろうかな(^_^)(^_^)。 たまには、こういう宴会もいいものだな。

年末年始

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出向してほぼ二ヶ月が経ち、久々にまとまって家族、 とりわけ二人の娘と一緒に過ごす日々。 一緒にいることが当たり前の生活から、たまにしか会えない生活へと変化して、 それが子供には大きな変化だったのだろう。

幼稚園で色々なことを覚えてきて、一緒に遊びたい上の娘は、 じっくり父親を独占できるのが満足の様子。 妻に聞いても落ち着きが違うそうだ。 そういうものかなあ。

年が明けて仕事が始まるとまた離れ離れの生活だから、いっぱい一緒に遊んでやった。 もっとも、自分自身が娘以上に楽しんでいたのは言うまでもない。

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Kamimura Masatsugu (HOME: Akashi city, Hyogo)
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