updated on March 25th, 2003
詳細な情報は2002年の活動記録をご覧ください。
合同演奏の練習にあわせて会場に到着する。 チロちゃんこと、濱上さんは彼女が1年生のときに弾いて以来、ん年ぶりのリサイタルでのピアノである。 練習ではしっかりミスタッチをやってくれました。 本番前まで自宅で練習だとか、練習で失敗したから、本番は大丈夫でしょう(^_^)。
第一ステージでは、一年生の指揮者が登場した。 生徒だけでしっかり練習できるようにとの上田先生の綿密なる構想が実っている。 自分らで考えた音楽を自分たちで表現する。 技術的には未熟な面はないわけではないが、 指揮者の思いと歌い手の思いを練り上げた音楽がそこにはあった。 締めくくりは、上田先生の指揮する「空飛ぶうさぎ」である。 毎回演奏されているおなじみの曲であるから、歌い方も練られている気がする。
第二ステージは女声だけのステージである。 パートバランスに気を使わなくて良い分、安心して歌えるというのがあるかもしれない。 音楽的にかなり突っ込んだ練習を重ねてきたことが感じられ、 「うまい」と感じると同時に、もっとできるはずだとの思いも強くした。 なかなか満足しない私は、悪いOBなんでしょうか。
第三ステージは、恒例のOB合同合唱である。 丸本さんと濱上さん。 同じ時代に音楽部を過ごした仲間との一緒のステージは、 「あの頃」に一気に帰らせてくれるものだった。 大きな事故もなく無事に演奏を終えたチロちゃんは、本番には強い。 自宅での特訓の成果がばっちりというところだ。 高校生以来の指揮といっていた丸本さんだが、 しっかり音楽を作り上げている。 丸本さん指揮の現役ステージがあってもいいのではないかな。 と勝手なOBの戯言である。
休憩の後は、恒例のミュージカルではなくアニメソングメドレーである。 例年、ちょっと間が悪いと思っていた欠点が改善されたのが本ステージであろう。 音楽にあふれ、笑いあり、涙あり、音楽部のオリジナリティがあふれていましたね。 アイデア面で次回はどうするというのが心配ではあるが、なかなか面白い取り組みのステージだった。 カルテットなどを取り込んだら、もう少し変化が出るかな。
第五ステージの賛助出演は、豊小合唱隊。 「英語に聞こえますか?」は良かったね。
第六ステージは、イタリア語の曲に挑戦である。 このうちの1曲ははもーるでもコンサートで取り上げるのだ。 外国語だというだけで拒否反応があったということを数年前にきいたことがあるが、 数年来の取り組みの中で、こうしてひとつのステージを構成できるようになったのは大きな進歩である。 言葉を聞かせるところを深められると、さらにランクアップするよね。
エンディングの学生指揮者のメッセージ。 あれにはぐっと来てしまった。 歳を重ねて涙もろくなっている私だが、 目の前で八鹿OBのAさんが大泣きしてなかったら、こっちが涙を流していたかも。 リサイタルを締めくくるにふさわしい演奏も伴って、 感動的なフィナーレだった。
上村正継(34期)