明日の朝までうたっていたい♪(2004年3月21日〜3月27日)

KOVOX2004 10日後の状態 介護を受ける生活 早寝早起き 難易度の高い動作 チーズは無事に入手 合宿1日目



KOVOX2004(2004年3月21日)

昨日調達した譜面台を持って、会場の芦原講堂へ向かった。 甲南山手の駅からはタクシーを使うつもりだったが、駅前に1台も泊まっていなくて断念。 バランスに不自由しながら(^_^;)、坂道を歩いて上がったのであった。

三角巾姿はやはり、La・Lu・Laメンバーをびっくりさせたかも。 とにかく、本番前の濃密な練習に没頭する。 昨年にも増して仕上がり状態が悪いので、この2時間ほどがステージのできを左右するのだ。 連続金賞の余裕からか、妙な緊迫感はなく自然体の演奏ができそうな予感のする練習である。 テナーの高音が続くところは、ファルセットで揃えよう等、 本番前のパート内のイメージあわせも進んできたような気がした。

本番のステージは、高さを調節した譜面台を持っての入場である。 視覚的に同情票を獲得して、上位入賞を図る作戦である。 なんて言ったら審査員に失礼ではある。 まあ、怪我をおしてまで出場するという合唱馬鹿度のアピールにはなるだろうか。

バレットは抑制の利いた大人の演奏、レクイエムは会場の響きを生かしたメリハリのある演奏。 練習量の割には、上々のできだったように感じた。 指揮者の予想以上のルバートには驚いた場面も合ったが、 そこは老練なメンバーのそろっているから、何事もなかったかのように歌いきったのだ。

コンクールの後、フリーシンギングが終わって審査発表の時間となる。 青少年の部から出演順に結果が発表されていくのだが、 例年よりもシビアに評価されているようで、銅賞が多くて金賞はわずかである。 こりゃ連続金賞の記録が途切れたかなあと周りのメンバとひそひそ話。 La・Lu・Laが金賞と発表されて、チョット意外な気がした。 前述の老練さが審査員をひきつけたのだろうか(^_^;)。

続けて総合順位の発表。 例年にも増して期待していないLa・Lu・Laの面々は、 このあとの打ち上げのビールのことを思い描いていたいに違いない。 「総合一位、合唱団…」よく聞き取れなかったが、『合唱団』で始まったとすればうちしかない。 ひょっとしてLa・Lu・Laだった? てな感じの反応であった。 思いっきり盛り上がらない一位の受賞だった…と思うぞ。

一位を受賞したので打ち上げに行かなくては。 三角巾すがたでのみに行き、メンバの車で自宅まで送ってもらいました。 ちなみに、賞金のン万円は今日は使わなかったようですが、 どこかでのみ代になるんでしょうね。

10日後の状態(2004年3月22日)

左腕の骨にひびが入って10日経った。 腕は不自由な状態は変わらない。 これは当たり前だ。 ただ、その状態に慣れたというか、意外とできることが増えてきたような気がする。 今のバランスでかなりの速さで歩けるようになったし、 眠るときの腕の持って行きかたも、こうすれば比較的に楽に眠れるというのもわかって来たし。

ギプスで固めている腕は、やっぱり重いので、あと3週間ほどが早く経過しないかと、 そればかり考えている。 湿布のおかげで痛みはなくなったのは確かだが、 崩れたバランスを維持しているのだから、 からだのあちらこちらが凝り固まっているのだ。

昨日は久々にビールを飲んだのだが、アルコールを口にしない生活も続いている。 とにかく、早く直って欲しいぞ。

介護を受ける生活(2004年3月23日)

両手が使えないので、何をするにしても家族の手助けが必要である。

朝はまず、着替えをしなければいけない。 パジャマは何とか脱げるにしても、 服を着るには手助けをしてもらわないといけない。

昼間はこれといって言うべき物はないが、 電車ではつり革を持ってたっているのは結構大変である。 重たいものを持つ必要が発生すれば、若いもん(^_^)にお願いするのだ。

帰宅してからは、風呂が大変である。 いわゆるソレ系特殊浴場に決して負けない(何が?)かも知れない(^_^;)(^_^;)。 風呂上りは、娘たちが交代で服を着せてくれるのだ。

かくして、家族には感謝してもし切れないほどの日々を過ごしているのであった。

早寝早起き(2004年3月24日)

駅までは歩かないといけないというのもあって、 出勤では以前と比べて30分以上も早く自宅を出るのだ。 そして、通院や家族からの介護のために、早く帰宅する。 なんと健康的な生活だろうか。

これこそ怪我の功名かもしれないな。 (きっと)周りには迷惑千万だろうが、神の恵みに違いない。 しばらくは、怪我はしていても健康的な生活が送られるのだから。

難易度の高い動作(2004年3月25日)

不自由な右手1本では、意外と大変な動作というものがある。

まずは電話である。 通常は、片手に電話の受話器を持って、反対の手でキーボードを操作したりメモを取ったりする。 ところが、受話器を持つと何もできないのである。 昔ながらの大きい受話器だと何とかなるのかもしれないが、構内PHS端末では耳と肩で挟み込むこともできない。

食事時では、お茶漬けが食べられない。 お茶碗を持たずに食べようとすると、犬が食べるような格好にならないといけない。 お茶漬け好きの私だが、姿のみっともなさを想像したくなくて、 ひと月間食べるのをあきらめている。

いやはや、何気なくしていた動作がこんなに大変だとは思わなかった。 世の中は、まだまだバリアフリーには程遠い。

チーズは無事に入手(2004年3月26日)

前回の日付の勘違いに懲りたので、 日付をよく確認して発注していたが、無事に今日チーズを入手できた。 以下は、簡単なチーズの説明。

Abaye de Belloc(アベイ・ド。ベロック)
バスク地方にあるベロック修道院の中で修道士がつくる羊乳のチーズ。
Fleur de Biere(フルール・ド・ビエール)
フランスのアルザス地方のウォッシュタイプのチーズで、ビールで洗うのが特徴である。 酒飲みにはとっても好評なので今回も購入。 酵母が生きている低温殺菌前のビールを蒸留し、熟成させたスピリッツに同じ名前があるらしい。
Roves des Garrigues(ローヴ デ ガリッグ)
山羊のチーズだが、あっさりしていて食べやすいと思う。
Fourme de Montbrison(フルム ド モンブリゾン)
あおかびタイプのチーズ。
Camembert au Calvados(カマンベール オ カルヴァドス)
カマンベールという名に惑わされることなかれ。 カルバトスというブランデーで洗っているので、酒の粕のイメージが強いですぞ。
Petti Brie Poivre(プティ ブリ ポワブル)
ブリーの表面に故障をまぶしてあり、食べやすいチーズ。 初心者向き。ちなみに嫁さんはこれが好きです。
Chimay Grand Cru(シメイ グラン クリュ)
ベルギーのセミハードタイプのチーズ。普通のプロセスチーズの雰囲気。

合宿1日目(2004年3月27日)

合宿初日。 両腕が不自由でも、譜面台さえあれば何とかなる。

ちなみに、夜のお楽しみではチーズが好評だった。



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