バッテリ上がり 秋の空気 関西合唱コンクール 楽譜の準備 人数は集まるかな 会社でも歌う 制限時間との戦い
La・Lu・Laの練習に行こうと思って駐車場にいく。 ん? ドアロックがいっせいに解除するはずなのにできないぞ。 いやな予感は見事あたり、バッテリーはすっからかん状態だったのでありました。
JAFを呼んで約一時間。 しっかり最初から参加する予定の練習は、大幅の遅刻で1時間くらいしか歌えんかったぞ。 ううう、「うたを忘れたカナリア」になりそう。
数日前まで夏の雰囲気だったのに、いつしか秋の透き通った風が吹いている。 今朝はそれを感じたのだった。 さらば夏。 ようこそ秋。
疲れた身体には、秋の涼しい風が良いのだ。
忙しいさなか、半ば無理やりに休暇をとって聞きに出かけたコンクール。 せっかく行ったからには、最初から最後まで聞かねば(^_^;)。 でも最初の団体だけは間に合わなかったんだな…。 という訳で、感想の羅列で日記とする。
姫路市立灘中学校コーラス部。金賞。代表。 唯一ホール内で聞けなかった団体。 全国コンクール常連ではあるが、今年は練り上げられていないという気がした。 審査結果を見ると、かろうじて1位だったようだ。
阪南市立貝掛中学校合唱部。金賞。学生指揮者賞(藤原麻美さん)。 大阪の南部では生徒の指揮が流行しているのだろうか。 もっとも、たんなる流行ではこれほどレベルの高い音楽は生まれないはず。 優秀な指導者がきっといるんだろう。 ちょっと表現過多のきらいのある演奏だった。 表現力は必要だが、やりすぎると逆効果になるよね。 男声の無理のない発声に感動する。 中学校の混声恐るべし。
香芝市立香芝東中学校合唱部。銅賞。私の採点では16位。 難しい選曲に挑戦しているが、曲に共感があるように思えない。 コンクールに勝つための選曲も良いが、バランスが重要だよな。
大阪市立白鷺中学校コーラス部。金賞。私の採点では4位。 よく練られた音楽表現がされており、上位入賞は間違いないと思われたし、 金賞も受賞している。 ただ聞いていてインパクトに欠けるのは、選曲が悪いのかも。
和歌山市立日進中学校合唱部。銅賞。私の採点では13位。 民謡が取り上げられており、声の雰囲気は曲によく合っている。 ただ、それが発声の目指すべき方向かというと、違う気がする。 のどを酷使する発声は、あかんのと違うかな。
甲南町立甲南中学校選択音楽。銅賞。私の採点では18位。 クラス合唱ととらえれば素晴らしいレベルである。 ただ、さらに上の音楽をするには壁が厚いように思える。 別の側面で言えば、一般の生徒に感動の場を与えようと頑張っている、 この先生の存在が合唱の底辺を広げ、その後も歌い続けている人を増やすのではないだろうか。 難しいだろうけれど、続けていってほしいなあ。
下市町立下市中学校コーラス部。銀賞。私の採点では10位。 印象が薄く、どんな演奏だったか覚えていない。 可もなく不可もなくという感じだったんだろうか。
八幡市立男山第三中学校合唱部。銀賞。私の採点では7位。 鈴木作品は嫌いな私だが、この曲と演奏は受け入れられるものだった。 その辺が比較的ここの演奏を評価している理由かもしれない。 実際のところ、「獅子の子幻想」という作品は難しいの? そうだとしたら、難しく感じさせないすごい演奏だったのかも。
西宮市立甲陵中学校合唱部。銀賞。私の採点では5位。 音程がきっちり決まっており、音楽の表現もすばらしい演奏だった。 言葉が伝わってくれば、もっと評価されたのではないだろうか。
岸和田市立山直中学校合唱部。銀賞。私の採点では13位。 アンサンブルという点でのまとまり具合は、お世辞にもうまいとはいえないが、 メンバ一人一人の表現では群を抜いている気がする。 歌い手の想いが会場に良く伝わっていたのではないか。 一方で声の出し方が荒くなる一面があり、金賞にはまだまだとも言えよう。 方向性を見出せれば、一気にうまくなるのではないだろうか。
甲南女子中学校コーラス部。銀賞。私の採点では12位。 音程が悪い。昨年も指摘したことだが、発声が浅く硬く聞こえる。 これらの印象は1曲目のコダーイに顕著に感じられた。 2曲目の鈴木作品はそんなに気にならなかったのは、日本語のほうが良かったということかな。
田辺市立東陽中学校合唱部。金賞。私の採点では15位。 いやはやかなり辛い採点をしている。 何が気に入らないって、選曲が気に入らない。 歌い手には共感がないように聞こえるし、彼女らはきっと日本語の曲を歌いたかったのではないか。 確かにコンクール受けをする選曲ではあるが、向き不向きがあると思うぞ。 テンポの設定もあれで良いのでしょうかね。
河内長野市立南花台中学校合唱部。銅賞。私の採点では17位。 表現が平板で面白くない。 基礎的な力を充実させる必要があるように思う。
岸和田市立久米田中学校。金賞。学生指揮者賞(西野麻耶さん)。私の採点では7位。 立ち上がりのできの悪さが全体の印象を悪くした。 だんだん乗ってきただけに、惜しい演奏だった。 指揮者は昨年と同じ西野さん。 すばらしい指揮で、歌い手の表現をうまく引き出していたのはすごいよね。
聖母学院中学校コーラス部。銀賞。私の採点では9位。 2曲目のKaraiは歌う必要があったんだろうか。 時間合わせの付け足しなら、演奏しないほうが良いと思うぞ。 取り合わせも変な感じ。
神戸市立長峰中学校コーラス部。金賞。代表。私の採点では2位。 立ち上がりが不安定だったので2位の評価とした。 余裕のある歌いっぷりで、最後は力強さも見せ堂々の代表の演奏でしたね。
松蔭中学校コーラス部。銀賞。私の採点では5位。 合唱として悪くはないんだけれど、なんとなく押し付けがましい表現が嫌いだ。
尼崎市立立花中学校コーラス部。金賞。代表。私の採点では3位。 整った声でユニゾンが美しく表現されている。 例年混声で出場していたが、今回は同声になって、 かなり細かいところまで詰められたのではないだろうか。
當麻町立白鳳中学校コーラス部。銅賞。私の採点では10位。 いろいろな演奏で出の音程が難しい曲なのだが、 きちんと合わせてきたところは評価できる。 ただ、平板な表現が随所に顔を出し、聞いているうちに欠点が目立つようになってきた。 表現力がつけば、もっと評価されると思う。
武庫川女子大学付属中学校コーラス部。金賞。代表。私の採点では1位。 中学校でここまでの演奏ができるなんてすごすぎる。 高校生でもこれだけの演奏は難しいぞ。 ダントツの1位でしょう。
大阪女子学園高校音楽部。銅賞。私の採点では8位。 平板で言葉が伝わってこないし、高音になると聞いているほうがつらいぞ。
大阪府立岸和田高校合唱部。銅賞。私の採点では9位。 生徒の指揮での演奏。 「インテンポ」という印象が強く、中学生の指揮のほうが自主的だぞ、と比べてしまった。 曲が難しすぎた?
和歌山県立日高高校合唱部。銅賞。私の採点では10位。 課題曲の英語が、何を言っているのかわからなかった。 自由曲の日本語も伝わってこない。 テンポ設定も大いに疑問だ。
兵庫県立神戸高校合唱部。銀賞。私の採点では6位。 ソプラノが引きつった声で伸びて来ない。 きめの音程が決まらない(というよりも狂っている)のが致命的だ。 往年の代表常連校よ、いったいどうしたの?
親和女子高校コーラス部。銀賞。私の採点では3位。 声は明るく伸びやかだけれど、ところどころベタベタした歌い方になる。 さらりと歌う工夫が必要か。
松蔭高校コーラス部。金賞。私の採点では7位。 妙に作った声でぎこちなく感じる。 ポリフォニーに聞こえないところも大いに気になる。 自由曲はもっと楽しい曲ではないんだろうか。 難しそうに歌っているのは何か違うよね。
大阪府立淀川工業高校グリークラブ。金賞。代表。私の採点では1位。 大人の男声合唱団を感じる。 発声もやわらかく、落ち着いて聞ける演奏だった。 ダントツの一位だろう。
兵庫県立八鹿高校音楽部。銀賞。私の採点では4位。 関西大会初出場だが、妙に緊張したりせず、伸びやかに演奏している。 明るい発声だが、時々開放過ぎる声が聞こえてくるのはまずいかな。 表現も伸びやかで、聞いているほうが嬉しくなってしまう。 あと一息で金賞だったよな。
京都府立加悦谷高校合唱部。金賞。私の採点では5位。 良くも悪くも、いつものような説得力がない。 成毛先生の指揮が空回りに見えてしまう。 聞くところによると、今年は1年生の割合が高く、 表現力の面で先生の要求にこたえられないらしい。 さもありなん。
甲南女子高校コーラス部。金賞。私の採点では2位。 昨年からのレベルの高さを持続している。 代表はAから2団体かもしれないと思われたのだが…。 最後の部分がちょっと乱れたのが、印象を悪くしたかな。
武庫川女子大学付属高校コーラス部。金賞。代表。私の採点では1位。 貫禄を見せ、余裕のある演奏である。 会場を素晴らしい声で満たし、他の団体を寄せ付けない。 このところ西村作品を取り上げることが多いが、 外国曲に挑戦してほしいんだな。 来年に期待するぞ。
和歌山県立田辺高校合唱部。金賞。私の採点では2位。 今年の田辺は良い。 ここ数年での中でも、とびきり洗練された音楽を聞かせてくれた。 Bから2団体ならば、絶対ココが選ばれるだろうと思っていた。 浪花節好きの関西の審査員には伝わらなかったようだ。
関西創価高校レオナルド合唱団。銅賞。私の採点では9位。 課題曲はG2を取り上げているが、あんなにフォルテで歌ってしまっては、 まったく別の音楽になってしまうではないか。 前二つの演奏のあとだけに、落差が大きすぎた。
洛南高校グリークラブ。銀賞。私の採点では7位。 表現がごつごつしていて、落ち着かない音楽。 日本語の曲を取り上げているのだから、 もっと言葉の扱いを大切にしてほしいな。 自由曲はただ叫ぶだけになってしまっている。 昨年も同様の印象があるから、洛南の伝統なのかもしれないが。
京都府立西城陽高校合唱部。金賞。代表。私の採点では5位。 高田作品だからといって、そんなに子音を出しすぎることはないじゃないか。 言葉や音楽の流れを阻害してしまっている。 それにしても、ココが代表とは、驚きを隠せない私。
大阪府立清水谷高校合唱部。銀賞。私の採点では3位。 課題曲のできはいまひとつ。 これが全体の印象を悪くしたのかな。 自由曲は素晴らしい表現だっただけに、もったいない気がする。
兵庫県立長田高校音楽部。銀賞。私の採点では4位。 音程が不安定で、後半はぶら下がり気味なのが気になった。 調子が悪かったのかな。 自由曲の2曲目は、付け足しに聞こえた。 なくても良かったんじゃない?
京都女子高校コーラスクラブ。銅賞。私の採点では8位。 音程がまったく保てないし、音を下から取っているのが見え見え。 これが音楽をぶち壊してしまっている。
関西学院高等部グリークラブ。銀賞。私の採点では6位。 柔らかい発声ができているのに、音楽表現にまでは結びついていない。 もう一歩なんだけどな。
創立式典の練習用楽譜を準備しなくてはいけない。 時間がないので、会社の企画担当者にお願いして、パナムジカに楽譜を発注してもらう。 金曜日の練習に、何とか当日午前中には届きそうである。
さすがはパナムジカさんである。
明日から会社での合唱が始まる。 人数が集まるんだろうか。 それが問題だ。
今日から練習開始である。 もっと少ないかと思っていたが、それなりに人数は集まったとは思う。 でも、20人くらいでは、記念式典で歌うには苦しいなあ。
人事関係で個別に当たってみるということらしいが、 そんなに参加する人が増えるかどうかは疑問だ。 妙な動員をかけるのもアレだしな。 こちらとしては見守るしかないのだがね。
コンクールに向けて、練習も気合が乗ってきた。平田先生も大いに気合が入っている。 でも問題なのは演奏時間なの。 今日の計測では8分40秒。 制限時間を10秒もオーバーしている。 いくら良い演奏でも、時間オーバーは失格なんだよな。 いかにこれをつめるかが、この二週間の課題といったところだ。
音楽自体はずいぶん練り上げられてきた気がする。 ただ私の気持ちの中では、まだまだ馴染んでいない。 ようやく暗譜ができたレベルから進んでいないのだ。 ここからのイメージトレーニングを、個人レベルでもっとしないと。 あ、まずは自分自身が問題だな。