単身赴任日記(1998年8月9日〜15日)

夏オフ二日目 中央線経由で帰る 祖母の葬儀 御詠歌 墓参り 蝉の声は既に秋 祖母の初七日

夏オフ二日目(1998年8月9日)

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昨日に引き続き夏オフに参加した。 今日の出番は古楽枠の合唱。またアルトを歌う。 オフのシメは威風堂々。これも合唱を歌う。

目一杯楽しんだ夏オフもあっという間に終わり、心地よい疲れの中、 三鷹の親戚に帰る。

明日は明石の家に帰る。長い旅はひとまず終わりだ。

中央線経由で帰る(1998年8月10日)

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     八王子(14:31)→松本  (16:28)(スーパーあずさ9号指定席)
     松本  (16:36)→名古屋(18:37)(ワイドビューしなの26号指定席)
     名古屋(18:52)→新大阪(19:47)(新幹線ひかり171号指定席)
     新大阪→土山(在来線普通)

周遊切符の都合で中央線経由で帰る。せっかくなので、中央東線は 新型車両のスーパーあずさに。
さらに、夏休み中ということで、新幹線を指定席に変更する。
実際に名古屋で乗りこんでみると、そんなには混んでいない。
ちと損したな。

明日の朝に帰省の予定が、留守番電話に祖母が死んだとの知らせ。
妻の実家まで車で帰る。

祖母の葬儀(1998年8月11日)

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数年前から寝込んではいた母方の祖母。最後に会ったのは1年前だったか。
その時には上の娘を連れていったのだったか。
帰省するたびに具合を聞いていたのだったが、結局あの時が話をした最後になった。

祖母の身体は小さくなっていて、顔も元気だった頃と変わってしまっていたが、 まさに仏さんのように、棺の中におさまっていた。

葬儀、火葬、骨あげ、寺参りと終えて、夜になってから帰る。

御詠歌(1998年8月12日)

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葬儀の翌日から初七日までは毎晩、西国三十三箇所御詠歌をあげるのが、 田舎の方の風習である。他の地方の知らないけれども。
父、祖父の時にさんざん御詠歌をあげたので、ひととおりのやり方は知っている。
1時間かかって、般若心経から御詠歌、十句観音経をとなえる。
お盆の期間なので、次は初七日にお参りをする予定だ。

墓参り(1998年8月13日)

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お盆といえば墓参り。夕方、みんなそろって墓まで歩いていった。
墓地の景色自体は何年経ってもそんなには変わらないが、新しくなった墓や どこそこの老人が亡くなったとか、やはり時代の変化を感じる。
変わっていくもの、変わらないもの、時間についてふと思う、そういう場所が 墓地なのだろうか。

蝉の声は既に秋(1998年8月14日)

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お盆のころの蝉の声といえば、油蝉からひぐらしに変わってくる、そんな 時期である。
ひぐらしの声を聞くと、「ああ夏休みも終わりだな」という、子供の頃の 感覚を思い出して、ちょっと寂しい気持ちがよみがえってくる。
お盆でたくさんの客が来て、それが帰っていった時の寂しさがあいまって、 そういう気分になるのだろうか。
いくつになってもこういう感覚は変わらないものなのだろうか。

ひぐらしの声を聞けば、暑さの中にも涼しい風が吹いて、秋の気配が忍び寄って 来る。
もう秋なんだな。

祖母の初七日(1998年8月15日)

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まさに盂蘭盆会の日が初七日となった。お盆の期間ということで、身内だけで 集まって御詠歌で法要をする。
時期が良かったというべきか、悪かったというべきか、ちょうどお盆の時期だったので、 こうしてお参りができる。
決しておばあちゃん孝行だったわけではないが、それなりに可愛がってもらった私と しては、参列できるのは嫌なことではない。

これからも、法要はお盆近くの時期になりそうだから、できるだけ参列しようと思う。

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