ペンキ塗り完了 りくべつ文集 病欠多数 寒くなった 神たちの誤算 札幌北高校 全国コンクール・高校の部
タイトルから「あげさんは日曜大工でも始めたのか?」と思われたかもしれないが、 マンションの駐車場の話である。 先週から、定期的なマンションの保守工事で構内駐車場のペンキの塗り替えを行っている。 たまたま一番最初に実施する区画に駐車していたので、 一番最初に工事が終わったわけだ。
マンションにすみ始めて5年。 ペンキ塗り替えにはちょっと早いような気もする。 海までの距離が意外に近いので、台風シーズンに潮風が吹き付けてきて、 さびが目立ってきたというのが補修工事をやる理由となったらしい。 海辺といえば景観もよく、購入価格はそれなりに高いような気もするが、 実際に住むとなるとこういう保守が必要になるわけだ。
わがマンションは、海辺からの距離は1キロ以上あるのだが、それでも海辺には違いない。 早め早めの手当てが住居の価値下落に歯止めをかけるのだろう。
ペンキが塗られた結果、区画番号が見えなくなってしまった。 どこに置くかちょっと戸惑ってしまう。 記憶力の衰えを感じますな。
りくべつの作文が文集になって、今日届いた。 用紙2ページにわたってぎっしりと書いた(そして尻切れトンボになってしまった)ものが、 そのまま印刷されていた。 他の子どもの作文も同様に掲載されている。 2ページ限定だと思っていたのに、3ページの子どももあったりして。 なんだページを増やしても良かったのか…。
さらっと眺めていると、それなりの文章を書いている子もいるが、 それからそれから形式の文章が多いようだ。 「先生あのね」とあのね帳で訓練されている昨今の子どもたちだが、 そこから突っ込んだ文章の指導がされていないからだろうか。 本を読まなくなっているのもあるのかも。 うちの子も例外にもれず…。 自分自身の文章も大したことはないから、人のことを言える訳ないか(^_^;)。
娘にとっては、これまで書いた文章としては最長のものだろう。 最初は書くのを嫌がっていたけれど、書き始めると長大な文になったのだから、 書く習慣をつけることが重要なのかもしれない。 レベルはどうであれ、良しとしようか。 この公開日記も4年以上続けている。 少しは文章が上達しただろうか。それとも…。
一緒に仕事をしているグループメンバー6人のうち3人が病欠となった。 愕然というやつですか。 いやはや困った。 まあできることだけしかやれないと開き直るしかない。
気温が急に下がったから、体調を崩す人も多いようだ。 我が家でも子どもらが咳をしている。 私はなぜか元気なわけで、毎回流行遅れ(^_^;)となる。 たまには流行の最先端を行ってみたいぞ。
気温が急に下がったなどと昨日書いたが、 今朝は本格的に寒かった。 10月の終わりでこんなに寒かったっけ? 皆さんが体調を崩すのもわかる気がする。 今日の欠席は何人だろう。
それにしても、今シーズンの移り変わりは一直線である。 夏から秋へも一気に変わった気がする。 例年なら、涼しくなったと思えば残暑が戻ってきたという感じなのにね。 秋から冬も、待ったなしで変化している。
今週末は、中学高校の全国コンクールがある。 出演者の皆さんの体調が悪くならないことを祈ろう。
豊岡高校音楽部の先輩、 渡辺由佳里さんの書き下ろし新作がこの20日に発売された。 総量が無料だったのでAmazon.comにてさっそく購入した。 前作「ノーティアーズ」を読んで良かったと感じたし、 何よりも彼女のwebに書かれた日記(エッセイ)が面白い。 期待して読み始めたのだった。
あまり詳細に書くとネタばれになってしまうのだが、感想をここにも書いておこう。 はっきり言って、読み始めたときの食いつきは悪かった。 生殖医療の専門的な内容がしっかりと書かれていて、なんとなく硬い印象を受けたのだ。 しかしながら、読み進めるにつれて、専門的な知識に裏打ちされた中身に魅入ったようで、 どんどんとストーリーの世界に引き込まれていったのである。
作者の専門的知識を生かした主張がストーリー全体に行き渡っていて、 私個人としては、前作よりも面白く読み進められた気がする。 ただ、ミステリタッチに仕立てている部分はやや平凡な印象がある。 比較的早い段階でオチが読めてしまうのは、 ミステリに慣れた読者にとっては厳しい評価になるかもしれない。
作品に書かれたような出来事がそのままそっくり行われているとは思わないが、 それに近いようなこともあるのだろう。 特にアメリカでは…。 日本とアメリカの医療制度の比較という意味でも、考えさせられながら作品を読んだ。 色々矛盾を感じつつも、日本の医療も捨てたものじゃないのかもしれない。 海外にいる日本人の視点の作品を、これからも彼女に期待するものである。 後輩として、応援してるよ。
おととしのNHKコンクールの感想をチラっと書いたことがきっかけとなって、 顧問の平田先生と何度かメールのやり取りをしている。 その関係ではもーるのホームの同窓会館で、今日と明日の二日間、 コンクール直前の練習をされることになった。 うちの会社はたまたま今日が創立記念日ということで、 通常よりも早く帰宅できるので、ちょっと練習の様子をのぞくことにした。
同窓会館に着いてみると、札幌北高校の皆さんも到着したところのようで、 準備体操と発声練習をしていた。 たまたま入り口付近に平田先生がいらっしゃって、挨拶をしたのであった。 こちらはブラウン管を通して見たことがありすぐにわかったのだった。 バリトンの声が素敵な先生で、その人柄が北高の演奏に表れているように感じられた。
さて、練習の様子はというと、 歌い手それぞれの自主的な表現を、先生がうまく方向性をつけているのが感じられた。 歌っている表情も、自分たちの内面からあふれ出るものを表していて、 高校生以上の表現力を一人一人が持っているようである。 中途半端な一般合唱団よりも、合唱団の主張がしっかりしているかもしれない。
曲のできは、課題曲がチト物足りないかな。 NHKの課題曲の出来上がりと比べてしまうせいか、まとまりのないように聞こえる。 自由曲は十分歌いこめているようで、欲を言えば、言葉の伝え方というか、 語感の歌い方の工夫でしょうか。 高音では何を言ってるかわからないし…。
とはいうものの、敢えて指摘すればというところだから、 明日は会場一杯に自分たちの演奏を満たしてくれるような期待をしてしまうぞ。 難曲を難しそうに歌う昨今の風潮とは一線を画した演奏で、 聴衆を魅了して欲しいと思う。 舞台袖でも期待して聞くぞ。
普段の日よりも1時間はやい「出勤」である。 なんせ、こくさいホールのロビーに8時集合ですからね。 会場は9時半。 準備時間は実はそんなになかったのだ。
はもーるの男声陣6名は舞台係として、今日明日のすべての演奏を舞台袖で聞くことができる。 舞台係の役得なのだが、舞台進行の巧拙が演奏に大きく影響するわけで、 その責任は重大である。 私を含めて舞台係の経験者はゼロ。 年の功でチーフを私がやることになったが(一応立候補)うまくいくのかしら(^_^;)。
大枠の役割分担を決めているうちに、練習するまもなく開場時間となってしまっていた。 しかたがない、走りながら修正して行くしかない。 何とかなるだろう。
午前中は試行錯誤の連続だった。 メンバそれぞれも動き方のこつがわかっていなくて、右往左往である。 個人個人のパフォーマンスでカバーしながら、何とか乗り切った感じだ。 反省点としては、チーフは動き回ってはいけないということ。 極力メンバに仕事をさせて、うまく実行できているかどうかをチェックすればよいのだ。 会社の仕事と同じと考えればわかりやすい。 (上司が仕事をしていないというなかれ。動き回ると却ってうまくいかないのよ)
午後になるとまあまあ慣れてきて、進行もスムーズになってきた。 演奏を聞く余裕もできてきたかも。 といいながら、午前中からメモはとっていたけど(^_^;)。 以下、メモに基づいた感想を書き連ねることにしよう。
安積高校男声合唱団。金賞。 朝一番の演奏にもかかわらず、柔らかい歌声が会場に響き渡っている。 自己満足でない歌い方にも好感度大。
宇都宮中央女子高校。銀賞。 音が澄んでいて、言葉もはっきりと聞こえてくる。 どうしてこれで銀賞なのか? 私の中の評価は高いぞ。
川越女子高校。銅賞。 自由曲に演奏の乱れがあり、もうひとつの演奏だったか。
純心女子。銀賞。 何のコメントも書いていない。 どうだったんだろ。
高岡西。銅賞。 硬い発声で、全体的にばらばらとした印象。 北陸の言葉の影響があるのかもしれないとふと感じた。
出雲北陵。銅賞。 音楽の流れに乗っていない気がした。 特に課題曲ではそれが目立ったようだ。
甲南女子。銀賞。 関西大会よりも伸びやかな演奏。 ややこじんまりとしていたかな。
加悦谷。銀賞。 いつも感じるのだが、荒々しく歌っている印象が強い。 一昔前にはやった合唱表現、発声と感じざるを得ない。 成毛ブシは健在といったほうがわかりやすいかな。 個人的には苦手な表現でもある。
北海道藻岩高校。銅賞。 少人数でがんばっていたが、平板な演奏だった。
栃木女子高校。金賞。兵庫県知事賞。 熱情的な演奏で、表現としてはマル。 ただ、Aグループらしくない演奏だった。
坂出高校。金賞。 印象が薄い演奏。 こんなので金賞とは思わなかった。
宇治山田高校。金賞。兵庫県教育長賞。 男声が荒く、アンサンブルが乱れる。 確かに混声の中ではうまかったが、3位とは思えない。 会場で聞いていた人にはどのように聞こえたのだろうか。
妻高校。金賞。文部科学大臣賞。カワイ賞。 洗練された演奏でマル。 表現の幅もあり、好感をもった。
国立音楽大学付属。銀賞。 音楽の専門家集団にしては、表現は甘い気がした。 基礎力はあるのだろうが、魅力的とはいえないだろう。
真岡女子高校。銀賞。 金賞の常連とは言わないまでも、何度も金賞を受賞した実力のある団体である。 しかしながら、今日の演奏は印象に残らなかった。 この辺が金になれなかったという事を表しているのだろう。
高松第一高校。銅賞。 女声と混声の実力差を感じてしまう。 個人的には混声を応援したいのだが、男女のハーモニーの融合がうまくいかないとあかんね。
安積黎明高校。金賞。文部科学大臣賞。 課題曲の「静かな雨の夜に」の魅力を初めて表現できたのがここの演奏であった。 さすが金賞常連校である。 ただ、かつての声の魅力が感じられなくて、1位と聞いたときには意外な気がした。 NHKの演奏よりも良くなかったように感じたのは私だけだろうか。
宮城第三女子高校。金賞。 ここの課題曲は素晴らしかった。 安積黎明と連続して同じ課題曲だったので、特に際立って素敵に感じたのでもある。 私はここが1位だと信じていたのだが…。 審査員の好みとは、私の感性はかなり違うらしい。
鶴岡南高校。兵庫県教育長賞。 130人を超える混声合唱団は圧巻である。 3位かどうかはともかく、マルタンをしっかり演奏したことは確かである。 敢闘賞でしょう。
武庫川女子付属高校。銀賞。 関西代表としての贔屓目かもしれないが、絶対金賞だと思っていた。 兵庫大会、関西大会と声にも磨きがかかり、会場一杯に倍音を満たした演奏は素晴らしかった。 舞台袖でも耳の中に響きが震えていたのだから。 やや地味な選曲だったのが評価されなかったのかも。
福島女子高校。金賞。兵庫県知事賞。 整然とした知的な演奏だった。 ここの2位は納得できる。 菅野先生の指揮の端正さが合唱団にきちんと伝わっている気がした。
鹿児島女子高校。タイムオーバー(15秒)、失格。 いやはや、失格とは残念である。 金賞の演奏だったのに。 福島雄次郎の世界を自分らの言葉で歌っていたように感じた。
金沢二水高校。銀賞。 課題曲は音楽が流れていないように感じた。 自由曲になって、ようやく伸びやかな演奏になったかな。 中部大会で常連の岡崎を破っての出場だけのことはある演奏だったのは確か。
西南女学院高校。銀賞。 少々硬い発声と、わざとらしい言葉の発音が気になった。 日本語の発音って、あれじゃあかんのでは?
大妻中野高校。銅賞。 NHKの演奏よりは良かったような気がするが、やはり固めの発声が気になる。 あの発声では音楽の流れがうまく出ない気がするな。
浜田高校。銅賞。 課題曲の第一声は「うまい!」と思わせたが、 そのあとはテナーの音程がどんどん下がってきて聞いているのが苦しかった。 発声の問題なんだろうな。 自由曲は伸びやかに歌えていたから、音楽表現の問題ではないのだ。 合唱の基礎は声だということをここでも感じた。
松江北高校。銅賞。 親の仇を討つみたいに歌詞を強調してどうする。 語感が殺されてしまうではないか。 言葉をはっきりと歌うことと、子音をやたら強調することは別のことなのに、 同列に扱われるのがどうしてもわからないぞ。
川越高校。銀賞。 男声の柔らかい響きは、聞いていてほっとするものがある。 金賞とするには、もう一歩「何か」が欲しい気がした。
宮崎女子高校。金賞。 NHKコンクールの放送では、これまでここの演奏は苦手であった。 生の歌声を聞いて、ここの魅力を認識できたのが嬉しい。 色気のある歌い方には、メンバーの歌う喜びが感じられて、 聞いていて幸せが伝わってくる。 高音の出し方にちょっと癖があるのが、気になるところだが。
埼玉栄高校。銀賞。 100人弱の演奏はパワフルであった。 パワフルさが魅力としてではなく、荒っぽい演奏として聞こえてくるのが問題か。 難しい演奏ではなく、音楽のよさを伝えるようなのを聞かせて欲しいな。
札幌北高校。銀賞。 明るい若さあふれる演奏は、聞いているこちらまでも心うきうきさせてしまう。 歌い手の選曲への共感がびしびしと伝わってくる。 課題曲のできが今一歩に感じられるのが、金賞を逃した原因かな。 指揮の平田先生も楽しそうなステージで、 普段の活動が充実しているように感じた。
不来方高校。金賞。 今日の大トリの演奏である。 ほっとして聞いていたのも確かだが、ほっと感じさせる演奏であったのも確かだ。
一日目は以上で終わり。 帰りの電車では垂水まで座れず、棒のようになった足がつらかった。