明日の朝までうたっていたい♪(2004年10月10日〜10月16日)

関西合唱コンクール NHKコンクールと全国出場 SOY LATTE 修学旅行 お土産は 出張なんです 久々のハリ



関西合唱コンクール(2004年10月10日)

いよいよ、関西コンクール当日となった。 職場の部が日曜日の最初となったおかげで、出演順の割には遅い時間のステージである。 とは言うものの、8時半の集合である。 例年通り、石橋文化幼稚園で練習が開始された。

今年のコンクールは、オーソドックスなロマン派の曲での全国出場が目標である。 ともすれば小難しそうな現代曲で審査員を煙に巻いて、 「音楽はどこにあるの?」というコンクール演奏へのアンチテーゼである。 コンクール当日が近づくにしたがって、自分らがどんなに困難な挑戦をしているかが明らかになったが、 今となっては引き返せない。 全身全霊で自分らの音楽を問うしかないのだ。

昨日はめろめろだったソプラノの音程も、 さすがに今日は誤差範囲に落ち着いている。 音楽で勝負ができそうである。 アンサンブルを何度か重ねるうちに、音楽が乗ってきた気がする。 男声は安定したハーモニーである。 よし、何とか行けるかも知れない。

本番は、昨年までよりは他のパートを聴く余裕もあり、 大きく音楽を捉えた演奏ができたのではないか。 ただ、細かい部分ができていないのも歌いながらわかるくらいで、 思いっきり演奏できたというには遠いものだったのではないかな。

演奏が終わり会場に入ると、淀川混声合唱団の演奏が始まった。 自分らの演奏を棚にあげて言えば、 課題曲は、音楽の構成が全くわからなかった。 楽譜に書かれた強弱の意味合いが表現できているとは思えなかった。 自由曲も、私には何が伝えたいのかわからなかった。 悪くはないが理解できないという感じ。 コンクールの結果はどうであれ、 ココの演奏よりははもーるの方が音楽が練り上げられていると感じた。 さて、審査員の評価は、今日の夜になればわかる。

1団体だけ演奏を聴いて、皆で中締めの昼食会に向かった。 今日のステージで転勤のために団を離れるM氏の送別会を兼ねている。 料理もうまいし、演奏後のお酒は格別である。 真昼間から大酒を飲んだ気がしないでもない。 これでAグループの演奏を聞きに会場に戻るのだから、 大いに迷惑、に違いない。

例年通り、いくつか気になる団体のコメントを。

Medieval voice。 歌い手一人一人は実力がある団体なのだが、今ひとつまとまらない。 指揮を置かないスタイルがうまく行っていないような気がする。 もっともM氏が指揮にまわると、テナーが苦しいのか。 美しいところから一歩抜けるといいアンサンブルなのにね。

Outsider。金賞。 課題曲はチョットばらけた。 自由曲はおしゃれな雰囲気に仕上がって、 柔らかい男声に包まれたのだ。 そういえば、2年前は須賀さんが指揮をしていたのだったな…。

Konan SOLA。銅賞。 ココは甲南女子高校のOG合唱団かな。 今回が初出場のはずだ。 母体同様の固い発声。 そんなに頑張って歌わなくてもいいのに…。 音程が悪くなるじゃない。

合唱団セイティブ。 ふと見ると、はもーるのメンバだったFさんが歌ってる。 そういえば、地元に帰ったんだったね。 演奏はというと、ココも歌いすぎなんだよね。 Aらしくアンサンブルに徹したらいいのに。 でも、それはNさんの音楽の方向とは違うようだし。 なかなか難しいものだね。

女声合唱団Andereno。銀賞。 清水谷のOG合唱団ですね。 ココの発声も固いね。特にソプラノ。 母体もそうだったっけ? 語感が変に感じるのだけれど、それに気が取られて音楽がよくわからなかった。

アンサンブル・キアーラ。金賞。 素敵な演奏。 言葉が会場に届いてくれば、もっと音楽が伝わってくるはず。

布施混声合唱団。 課題曲が全く歌えてない。 自由曲は悪くないのに、これじゃあコンクール的にはダメですね。

創価学会関西男声合唱団。金賞。 今ひとつ、伝わってこなかった。 この印象があって、全国に行けないのも何となくうなづける。

カンティ・サクレ。銀賞。 言葉の扱いが素晴らしい。 意味合いが聴衆に伝わってくる。 銀賞のトップの順位であるのは妥当な評価だろう。

アンサンブルVine。金賞。代表。 文句ないでしょう。 全国初出場おめでとうといいたい。

Coeur Chene。シード。 もう脱帽です。 審査対象団体だったとしたら、間違いなく理事長賞だったでしょう。 全国の演奏が楽しみ。

すべての演奏が終わり、いよいよ審査発表である。 時間の関係もあり、今回は発表は順位に従って行われた。 まずはBグループから。 1位は、豊中混声合唱団で金賞。 2位は、はもーるKOBEで同じく金賞。 3位は、淀川混声合唱団でココも金賞。

Aグループは、 1位は、Ensembre Vineで金賞。 2位は、創価学会関西男声合唱団で金賞。 3位は、アンサンブル・キアーラで金賞。 4位は、Outsiderで金賞である。

明日行われるおかあさんの部ではBグループの出演がないため、 Bグループ1位の豊中混声は全国出場が決まった。 審査結果を見る限りは、Aグループから1団体、Bグループから3団体の気がするが、 いずれにせよ明日の演奏を待ってから決まる。 今日のところは、「7割がた全国に行けそう」というくらいか。

NHKコンクールと全国出場(2004年10月11日)

関西コンクールから一夜明けて、TVではNHKコンクールの全国大会が放送されていた。 演奏を聴きながら、チャットをしながら感想を書いたので、ここに公開してしまおう。

埼玉栄。私の採点では9位。 課題曲は、発声が押さえつけられた感じ。やや荒れた声に聞こえる。 いつものことだが、音楽の流れが重いかな。 自由は、叫びすぎでしょう。声がこちらも荒れている。 のどでアクセントをつけているのが首の動きでわかる。

武庫川女子大学附属。私の採点では2位。 課題曲は、ウの響きがやや暗いか。 流れは自然な感じ。 自由曲は、緊張感がある演奏で音楽表現も見事。

宮崎学園。私の採点では5位。 課題曲は豊かな声だが、やや力んでるように聞こえる。 力押ししている部分が音楽の流れをせき止めているのではないか。 狙いは悪くないと思うが、私の好みではない。 自由曲は、発声のせいだろうか、何を言ってるかわからない。

松江北。私の採点では3位。 課題曲は、去年までの重い声から軽やかな声に変わってる。 先生が代わったからだと思う。エ、イの母音はどこの合唱団もそうだが課題である。 爽やかな表現は好感が持てる。 でも、最後の男声は叫びすぎだな。 自由は、テナーソロうまいね。 ところどころ母音が裸になるが、全体としてはキズナシ。 暖かい和音が鳴っている。発声が良いからに違いない。

土佐女子。私の採点では10位。 課題曲は、声が暗く、演奏も平板になってる。 発声が悪いから音程が安定しないので、音楽表現にたどり着いていない感じ。 自由曲は武庫川と同じ曲だが、こうして聞き比べると、武庫川の表現のうまさがきわだつ。 こちらは、ただ叫んでいるだけだ。 効果音も音程が狂っている(きっと) ソロも必然性のない歌い方で気に入らない。

岡崎。私の採点では7位。 課題曲は、男声が重たい。 深い声だが、がさがさしてるのも気になる。 音楽表現は悪くないのでもったいないなあ。 自由曲は、声を張り上げることで表現しているのが気に入らない。 ココの演奏は、何年か前のほうが緻密な演奏をしていたような気がするし、 その頃のほうが素敵な演奏だった。

西南女学院。私の採点では6位。 課題曲は、出の母音が重く、ウムラウトのような母音になっている。 表現は伸びやかで良いのだが、発声が足を引っ張ってると思う。 自由曲は、良い声と悪い声が混ざっているので、ウルサク感じさせる演奏である。 やはり発声が音楽を変えるというのは本当である。

札幌北。私の採点では4位。 課題曲は、出の言葉の扱いが絶品。 TVの前で聞いていて、こんなに美しい日本語を歌える合唱団って、 日本中にここしかないと思った。 涙がこぼれそうになるくらい。 何年か前にTVで初めて聞いた時以上の演奏だったと思う。 途中で各パートの流れが混沌となり、音程も乱れたのが残念。 それがなければ、金賞の演奏かも。 自由曲は、課題曲の混沌が残ってしまったのが残念。 途中の落ち着いたところからは、なぜか立ち直って安定した表現が戻た。 こちらも、音楽の流れといい言葉の表現といい、 聞いているこちらが幸せな気分になる。 歌っている皆さんの気持ちが伝わってきただろう。

宮城三女。私の採点では1位。 課題曲は、やはり声が素晴らしい。 出のフレーズが乱れたのが惜しいが、中間部は言葉がしっかり届いてきた。 再現部に戻り、ちょっとテンポをいろいすぎの気もする。 自由曲は、自分らの表現として歌いきっている。 声の粗は気にならない。 王者の貫禄である。

杉並学園。私の採点では8位。 課題曲は、ウムラウトのようなヴォーカリーズ 浅い声で平板な表現である。 大いに不満だ。 自由曲は、硬質の声がこの曲にはあっていると思う。 ユニゾンはよく練習できているね。 途中の抑制したところは、やっぱりダメだ。 柔軟な声じゃないと無理かな。

実際の審査結果は以下の通り、TVと会場の聞こえ方の違いもあるのだろうな。

金賞
宮城第三女子高校
銀賞
札幌北高校
銅賞
岡崎高校
宮崎学園

さてはもーるの全国行きはというと、Aグループから1団体、Bグループから3団体が出場ということに決まり、 全国行きの切符を手にすることができた。 今のレベルでは「昨年全国金賞の名前だけ」と言われかねないので、 ここから1ヶ月でランクアップをしなければ。 そして、松山の地で素敵なブラームスを演奏するのだ。

SOY LATTE(2004年10月12日)

牛乳を豆乳にして「SOY LATTE」だって。 「CAFE SOY」ガ正しいのではないかね。 語感からすると、もちろん今日のタイトルの製品名の方が良いに決まっているが、 変なんだよな。 それなりに通じるネーミングにして欲しいと思うのは私だけかなあ。

修学旅行(2004年10月13日)

上の娘が今日から広島に1泊2日で修学旅行に行くのだ。 平和公園、宮島が旅行コースになっている。 ホテルは宮島だそうで、先日の台風で壊れた厳島神社にも入れるようになっているそうだから、 何とか楽しめるかな。

広島といえば、1999年の全国コンクールのときに 宮島に行ったことを思い出す。 わずか数時間の滞在であったのだ。 このときも前年に台風襲来で壊れていたのであった。 ココの台風被害は、年中行事になりつつあるかもね。

お土産は(2004年10月14日)

自分自身への思い出の品は色々と買ってきていたみたいだが、 家族にはほんの少し(^_^)。 でもそれを買うのに一所懸命考えたんだね。 私に買ってきてくれたのは、キーホルダーでスイッチを入れると光るようになっている。 田舎へのお土産はしゃもじ。 普段使うためのものではなく、飾っておくためというのが良く考えたところかな。

持っていったお小遣いは、ほぼ使い切ったそうである。 「がっちり買いましょう」で商品ゲットできますね。(古い)

出張なんです(2004年10月15日)

予定していなかった出張。 仕事が溜まります…。

久々のハリ(2004年10月16日)

コンサート前以来のハリ治療に行ったのである。 暫く行かないと、普段の姿勢が悪いのか肩や首が凝るのである。 骨折のリハビリとしてのハリだけでなく、首肩のコリをほぐしてもらって、 ずいぶん楽になった。

コンクールでは何とか全国出場となったが、 ここから大いにレベルアップをしなければいけない。 今の演奏ではブラームスの魅力が表現できていないのだ。 平田先生もますます気合たっぷりである。 あと一月、至福の練習を楽しもう。



Kamimura Masatsugu (HOME: Akashi city, Hyogo)
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